KORG handytraxx playはどんなレコードプレーヤー?
こんにちは、機材メモへようこそ!
この記事では、KORG の handytraxx play を紹介します。かつて Vestax が出していた Handy Trax の系譜を継ぐポータブル・レコードプレーヤーで、レコードを素材として扱うために作られた一台です。
結論
レコードを聴くだけでなく「演奏する」道具として使いたいなら handytraxx play が向いています。スクラッチに最適化されたフェーダーとデジタルエフェクトを積んでいるためです。据え置きで音質を追い込みたい人には別の選択になります。
KORG handytraxx playのスペック
- Vestax Handy Trax の正式なアップデートにあたる機種で、オリジナルの開発者と共同開発されています。
- スクラッチに最適化されたフェーダーを搭載し、カットラグを詰めた設計になっています。
- デジタル・エフェクトとオーディオ・ルーパーを内蔵します。
- ポータブル型のオールインワン構成で、本体だけで再生から操作まで完結します。
- レコードを再生するだけでなく、「演奏する」ことを想定した機能が中心に据えられています。
- 最大2.5Wのスピーカーを内蔵しており、外部スピーカーなしで音を出せます。
- 電源は付属のACアダプターまたは単3形電池6本で、電池では約11時間動作します(スピーカーON時)
ギャラリー
強み

- スピーカーを内蔵しているので、アンプも外部スピーカーも用意せずに鳴らせます。
- フェーダーの反応が速いため、ポータブル機でもスクラッチの練習になります。
- エフェクトとルーパーが本体にあるので、外部機材を足さずに音を加工できます。
- 持ち運べる大きさなので、据え置きのターンテーブルより気軽に出せます。
- レコードの一節を素材として取り出す用途に向いています。
- 電池でも動くため、電源のない場所へ持ち出せます。
注意点と、向かない用途

- ポータブル機であり、据え置きの本格的なターンテーブルとは目的が違います。音質を突き詰める機材ではありません。
- スクラッチ用途を前提とした設計のため、静かに音楽を聴くだけなら他の選択肢の方が安く済みます。
- レコードという物理メディアが前提なので、盤を持っていないと始まりません。
- 電池は単3形が6本必要です。内蔵の充電池ではないので、気軽に持ち出すには準備が要ります。
筆者の感想
スピーカーが付いているので、これ一台でレコードが鳴らせるのが便利です。アンプも外部スピーカーも用意しなくていいのは、思っていたより効きます。
電源は単3電池6本でも動くので持ち出せるのですが、できれば J-6 のような内蔵の充電池がほしかったところです。乾電池を6本用意するのは、気軽に持ち出すには少し重い準備です。
価格はスクラッチを始めるための機材としてかなり抑えられていると思います。アナログDJは筆者も初挑戦ですが、これなら色々やってみたいと思わせてくれる機材です。
向いている人

- スクラッチを始めてみたい人。本格的なターンテーブルより価格を抑えられます。
- レコードの一節をサンプリング素材として取り込みたい人。
- 場所を移して気軽にターンテーブルを触りたい人。
- ポータブリズムやスクラッチに興味がある人。
よくある質問
Vestax の Handy Trax と何が違いますか?
handytraxx play は Handy Trax の正式なアップデートにあたります。オリジナルの開発者と共同開発され、デジタル・エフェクトやオーディオ・ルーパーといった新機能が加わっています。
スクラッチはできますか?
できます。 スクラッチに最適化されたフェーダーを搭載しており、カットラグを詰めた設計です。ポータブル機ではありますが、操作の反応を重視して作られています。
音楽を聴くためだけに買う価値はありますか?
目的が合いません。 この機種は「演奏する」ことを想定した設計です。静かに聴くだけなら、より安価なレコードプレーヤーの方が適しています。
エフェクトは何ができますか?
デジタル・エフェクトとオーディオ・ルーパーを内蔵しています。再生した音をその場で加工したり、繰り返したりできるため、外部機材を足さずに音を変えられます。
スピーカーは付いていますか?
付いています。 最大2.5Wのスピーカーを内蔵しているため、アンプや外部スピーカーを用意しなくてもそのまま鳴らせます。
電池で動きますか?
動きます。単3形電池6本で、約11時間使えます(スピーカーON時)。付属のACアダプターでも駆動します。ただし内蔵の充電池ではないため、持ち出すときは電池の用意が必要です。
あわせて使うもの
さいごに
handytraxx play は、レコードを聴く機械ではなく、レコードで遊ぶための機械です。フェーダーもエフェクトも、盤に入っている音を素材として扱うために付いています。この目的が合うかどうかで評価が分かれます。
スピーカーを内蔵しているので、これ一台で完結するのは想像以上に便利です。電池でも動くため場所も選びません。ただし内蔵の充電池ではなく単3電池6本なので、そこだけは持ち出す前のひと手間になります。
アナログDJやスクラッチを始めてみたいという段階なら、本格的なターンテーブル一式を揃えるよりずっと価格を抑えられます。触ってみたら色々やりたくなる、そういう入口としての一台だと思います。




