Teenage Engineering PO-12 rhythmはどんなドラムマシン?
こんにちは、機材メモへようこそ!
この記事では、teenage engineering の Pocket Operator PO-12 rhythm を紹介します。手のひらに収まるドラムマシンで、16ステップのシーケンサーと16種類のサウンドを積んでいます。サンプラーの EP-133 K.O. II と同じメーカーの製品です。
結論
パソコンを開かずにリズムを打ち込みたいなら PO-12 rhythm が向いています。1万円前後で16ステップのドラムマシンが手に入るためです。ただし操作はボタンの組み合わせで覚える必要があり、快適さを求める機材ではありません。
Teenage Engineering Pocket Operator PO-12 rhythmのスペック
- 16ステップのシーケンサーと16パターンを持ち、パターンのチェインもできます。
- 音色はシンセエンジンによるドラムサウンドとサンプリング音源の両方を収めています。
- ディレイ、ビットクラッシャー、フィルターなど16種類のパンチイン・エフェクトを搭載します。
- パラメーター・ロックに対応し、ステップごとに音の設定を変えられます。
- 自動コンプレッサーとハードウェア・リミッターを内蔵しています。
- オーディオ信号を使って他のシンセと同期できます(3.5mm オーディオ入出力)
- スピーカーと折りたたみスタンドを内蔵し、単体で音を出して置けます。
- スタンバイモードでは電池が2年持ちます。
強み

- 基板をむき出しにしたデザインそのものが持ち味で、眺めているだけで楽しい機材です。
- 1万円前後で買えるため、リズムを打ち込む道具として導入の敷居が低いです。
- スピーカーを内蔵しているので、電源とこれだけで音が出せます。
- オーディオ信号での同期に対応し、他の Pocket Operator や機材とテンポを揃えられます。
- パラメーター・ロックがあるため、単調なループから抜け出せます。
- 時計とアラーム機能まで入っており、机の上に置きっぱなしにできます。
- 音そのものが面白く、ローファイな質感がそのまま持ち味になります。
注意点と、向かない用途

- 操作はボタンの組み合わせで行います。覚えるまでは説明書が手放せません。
- 本体がむき出しの基板デザインで、持ち運ぶならケースを別に用意した方が安心です。
- 16ステップという枠があるため、複雑な変拍子や長い展開をそのまま組むには工夫が要ります。
- 画面が小さく、視認性を期待する機材ではありません。
筆者の感想
PO-12 は EP-133 K.O. II と同じ teenage engineering の製品です。同じメーカーだけあって、デザインはやはり最高で、遊び心が溢れまくっています。基板をむき出しにしたまま完成品として出してくる感覚は、他のメーカーにはないものだと思います。
音も面白いです。値段から想像するよりずっとしっかりしていて、ローファイな質感がそのまま持ち味になります。
筆者は青のシリコンケースを付けて使っています。基板がむき出しなので、持ち運ぶなら何か被せておいた方が安心です。
向いている人

- パソコンを開かずにリズムの下地を作りたい人。
- 安く始められるドラムマシンを探している人。
- 他の Pocket Operator や機材と同期させて鳴らしたい人。
よくある質問
パソコンは必要ですか?
必要ありません。 スピーカーを内蔵しているため、本体だけで打ち込みから再生まで完結します。録音したい場合は3.5mmのオーディオ出力から取り出します。
他の機材と同期できますか?
できます。オーディオ信号を使った同期に対応しており、他の Pocket Operator やシンセとテンポを揃えられます。3.5mm のオーディオ入出力を使います。
操作は難しいですか?
慣れが要ります。 つまみやボタンが少ないぶん、機能はボタンの組み合わせに割り当てられています。覚えるまでは説明書を見ながらになりますが、覚えてしまえば手早く打ち込めます。
電池はどのくらい持ちますか?
スタンバイモードでは2年間使える省電力設計です。実際の駆動時間は使い方によって変わります。
ケースは必要ですか?
本体は基板がむき出しのデザインです。据え置きで使うなら問題ありませんが、持ち運ぶなら専用のシリコンケースなどを用意する方が安心です。
他の Pocket Operator と一緒に使えますか?
使えます。 オーディオ信号を使った同期に対応しているため、3.5mm のケーブルでつなげばテンポが揃います。PO-12 がリズム、PO-14 がベース、PO-16 がリードという役割分担が基本形で、1台ずつ買い足していける設計になっています。
EP-133 K.O. II と同じメーカーですか?
同じ teenage engineering の製品です。 PO-12 はポケットサイズのドラムマシン、EP-133 K.O. II はより大きなサンプラーという位置づけです。どちらも基板を見せるデザインと、遊び心のある操作系が共通しています。
ケースは必要ですか?
据え置きで使うなら不要です。 ただし基板がむき出しのデザインなので、持ち運ぶなら純正の CA-X シリコンケースなどを被せておくと安心です。全 Pocket Operator 共通で使えます。
Pocket Operator シリーズの他のモデル
Pocket Operator は役割ごとに別々の機種が出ているシリーズです。どれもオーディオ信号で同期できるので、並べて鳴らすと1台では作れない構成になります。PO-12 がリズム、PO-14 がベース、PO-16 がリードという分担が基本形です。
あわせて使うもの
さいごに
PO-12 rhythm は、リズムを打ち込む行為そのものを手元に置くための機材です。1万円前後という価格と、ポケットに入るサイズで、パソコンを開かずにビートを組むことができます。基板をむき出しにしたデザインを含めて、teenage engineering らしさが詰まった一台です。
割り切りもはっきりしています。画面は小さく、操作はボタンの組み合わせで、16ステップという枠もあります。快適さを買う機材ではありません。その代わり、思いついたときにすぐ手が動かせるという一点に振り切っています。
本格的なドラムマシンの置き換えにはなりませんが、曲の下地を作る道具としてなら値段以上に働きます。他の機材と同期させて使うと、さらに出番が増えると思います。

